パークホームズ東陽町の74Jタイプのプラン図から読み取れる内容を設計者の目線から解説していきたいと思います。
私は東京の設計事務所で16年勤めている一級建築士です。
主に首都圏でマンション設計を行っております。
公式HPで出されている74Jタイププラン図をもとに解説していきたいと思います。
74Jタイプは都心への通勤の利便性を受けながら週末は東陽町の街を楽しむファミリーにおすすめなプランだと思います。部屋も整形になっており使い勝手が良いプランだと思います。リビング・ダイニングは一部、柱型の影響を受けておりますが家具配置に工夫をし対応したいところです。
⭕️メリット
①角住戸による明るい居室。
②洋室のかたちが整形になっている。
③WICが可動棚になっている。
④下足入の奥行きが一部深い部分がある。
⑤洗面台と廊下に棚がある。
❌
⑥キッチン前のスペースに柱型が出ておりダイニングテーブルが置きにくい。
⑦柱型は専有部内に入ってきており有効率が落ちている。
壁の仕様について
妻側の壁は恐らく構造壁になっているよ。その都合により開口部は小さめになっているけど、隣マンションとの見合いを考慮すると問題ないと思うよ。
梁位置について
出典:パークホームズ東陽町HP
妻側壁が耐震壁になっている関係で梁型が通常より小さくなっていると思うよ!圧迫感が軽減されるのでGOOD!
収納スペースについて
下足入れの奥行きが一部深くなっているよ。ベビーカー等を入れやすくなっていると思うよ。洋室(1)のWICの棚が可動棚になっているから高さが自由に変更できるよ。ただし、梁下にWICがあるので天井高さはCH2000程度になっていると思うよ。
家具配置シミュレーション
家具配置はこんなイメージになるよ。ダイニングテーブルのサイズと位置は
工夫が必要になります。
まとめ
74Jタイプのメリットは角住戸で南東側が深川高校グラウンドなので抜けており、十分な日当たりが望める点です。南側の前建てが抜けると視界が抜けるので開放感も得られると思います。
間取りについては洋室は整形になっているので家具配置はしやすいと思いますがキッチン前に柱型が出ておりテーブル配置に工夫が必要になってきます。テーブルの配置を窓側にするのも一つの方法かと思います。
収納については洋室(1)にWICがあり可動棚になっているため、使い勝手が向上しております。共用物入の大きさも十分に確保されています。
下足入れが一部奥行き深くなっておりますのでベビーカーも入れやすくなっており使い勝手は良いと思います。リネン庫の奥行きも十分確保させております。
ただし、洗濯機置場の吊り戸収納がないのが残念な点です。
角住戸の宿命の構造フレームによる専有面積ロスは仕方がないと思います。その影響を一番受けているのがキッチン前のダイニングスペースとなっております。
その他の部分については、構造躯体を感じさせないように収納スペースにするなど工夫をこらした間取りとなっております。
東陽町の立地で都心アクセスの利便性を受けながら、日用品のお買い物も徒歩圏内で済ますことができ、週末の散歩・子育てには木場公園を徒歩で利用できる環境を手に入る点を総合的に考慮すると良い物件だと思いました。
*記載内容についきましてはプラン図から想定できるものを個人的な意見として記載しておりますので正確な詳細内容につきましては販売員さんにご確認お願いいたします。