リビオ森下Ftタイプのプラン図から読み取れる内容を設計者の目線から解説していきたいと思います。
私は東京の設計事務所で16年勤めている一級建築士です。
主に首都圏でマンション設計を行っております。
公式HPで出されているFtタイププラン図をもとに解説していきたいと思います。
上階のバルコニーの奥行き２.６mの下にある１階の住戸なので当然、テラスの奥行きも芯々２.６mあります。
Ftタイプのメリットはヌックからのテラスと専有庭ここだと思います。
当然、１階なのでテラスから隅田川は見えません。しかし、都心部で落ち着いた
広いテラスと専有庭が手に入れれることを想像するとウキウキしてしまいます。
専有庭の先の通路は人通りも多くなく落ち着いた環境です。
お隣マンションの写真です。現地に行ってみるとわかりますが落ち着いた環境になっております。
⭕️メリット
①奥行２.６mのテラスと広い専有庭。
②洋室（１）に柱型が出てなく部屋形状が整形になっている。
③洋室（１）（２）ともにWICになっている。
④納戸・共用物入・洋室（１）にも物入があり収納が充実している。
⑤ヌックがある。使い方次第で可能性無限大。
❌デメリット
⑥１階なので水防ラインがどうなっているかしっかり確認しましょう。
⑦隅田川が住戸から見えない。悪い面ですが、良い面でもあります。
専有面積ラインについて
専有面積についてはヌック部分の柱型が入っておりますが、廊下側の柱型の影響が小さいので問題ないと思います。洋室（１）に柱型が出ないのはメリットが大きいです。部屋の広さの感じ方が全然違います。
壁の仕様について
壁についは全てコンクリート壁になっております。音対策としては隣戸間にふかし壁もあり問題ないですね。
梁位置について
左側の柱型が入っているので梁型が出そうです。
しかし、内蔵梁にすれば梁型が出ないのでそうあって欲しいです。
梁想定位置が間違っていることを祈ります。
収納スペースについて
収納については言うことありませんって言うくらいしっかり確保されております。ヌックの詳細が気になります。仕上げは何になっているでしょうか。
楽しみですね。
ヌックに座りコーヒーを飲みながら庭を眺める。素敵な時間が流れていくんでしょうね。素敵な時間はプライスレスです。
家具配置について
家具配置については洋室（２）の机の置き方を工夫しないといけないくらいが気になりますね。あとは、キッチンの食器棚の幅が少し狭いので制限が出ております。
まとめ
1階に位置するFtタイプの住戸は、上階のバルコニーの奥行き2.6mに合わせた広いテラスと専有庭が魅力です。隅田川は直接見えませんが、都心部でゆったりとした広さのテラスと専有庭が手に入るのは素晴らしいことです。専有庭に面した通路は人通りが少なく、静かな環境が楽しめます。
【メリット】
- 奥行2.6mのテラスと広い専有庭。
- 洋室（1）に柱が出ず、部屋の形状が整形になっている。
- 洋室（1）（2）はどちらもウォークインクローゼットが付いている。
- 納戸、共用物入れ、洋室（1）にも収納スペースが豊富。
- ヌックがあり、使い方次第で様々な可能性がある。
【デメリット】
- 1階のため、水防ラインに注意が必要。
- 隅田川が住戸から見えない。
専有面積については、ヌック部分の柱が入っていますが、廊下側の柱の影響は小さいので問題ないでしょう。また、洋室（1）に柱が出ないのは大きなメリットで、部屋の広さを感じる際に大きな違いがあります。
壁はすべてコンクリートで、隣戸間にはふかし壁も設けられており、音対策も問題ありません。左側の柱が入っているため、梁が出ることが予想されますが、内蔵梁にすれば梁が出ないため、そのような仕様になっていることを期待したいです。
収納スペースは十分に確保されており、ヌックの仕上げやディテールがどうなっているのか楽しみです。ヌックでくつろぎながらコーヒーを飲み、庭を眺める時間は非常に価値があると思います。そんな素敵な時間は、まさにプライスレスです。
家具の配置に関しては、洋室（2）の机の置き方が少し工夫が必要かもしれません。また、キッチンの食器棚の幅が少し狭いため、収納に制限がある点に注意が必要です。
全体として、リビオ森下Ftタイプのプラン図は、広々としたテラスと専有庭、充実した収納スペースなど、魅力的な要素がたくさん詰まった設計になっています。デメリットもありますが、それらを十分に理解し、上手に活用すれば、快適な暮らしが送れることでしょう。都心にありながら、自然とのつながりを感じられるリビオ森下Ftタイプは、素晴らしい住まいの選択肢となると思います。
